Q&A
 
相続に関して/住まいの法律相談

Q2. 介護保険とか、成年後見とかこのごろよく新聞に出てくる言葉なのですが、成年後見という意味がよくわかりません。マイホームとなにか関係があるのでしょうか。
A2.

最近ずいぶん耳慣れない言葉が多いですね。

カタカナ言葉は、情報に関連するものが殆どですが、成年後見制度というのは、我々の生活に密着した新しい法律制度です。

日本が急速に高齢化社会になることは確実です。今までは未成年を中心に法律上の保護規定がありましたが、高齢者を対象とした保護規定は想定されていませんでした。

しかし、高齢者は資産を保有している例が多いので、判断能力が衰えてくると様々な法律トラブルに巻き込まれることが予想されます。

例えば、お爺さんの時代に建てた古い住宅を建て替えたいとします。しかし、お爺さんは、最近とみにボケ状態が悪化して、何を話しても理解が不十分だとします。

このような状態で、家を建てる資金捻出の為、お爺さんの土地を売却するとか、お爺さんの土地に担保設定するということは不可能になります。とすると、法律上認められた代理人が、お爺さんの法律行為を代理してくれるのであれば可能です。

成年でも、物事の理解度に応じて、補助(軽い)、補佐(中程度)、後見(悪い)の3つの制度が、今年4月から施行されました。

また、元気なうちに、第三者に自分がボケ状態等になった時、代理をお願いする任意後見制度ということも可能になりました。

住宅建築には、多額の資金と土地を必要としますから、家族の協力が必要となる例が多いのですが、少子化時代と、高齢化時代になくてはならない制度として、今後活用されるかたが多くなるものと期待されています。